記憶として
昨日 母の兄さんがなくなった。
長い重度の障害をもっていてたくさんの分かれる時間をくれた死だった。
両親ともに兄弟はたくさんいるが非常に人間の裏側を見せてくるるだけの存在であり、そんな中唯一の母のよりどころとなる兄弟であった。
しゃべれなくとも母が行くと目を開けて笑ってくれた。一生懸命喜んでくれた。
おくさんは「あら元気になったー」と一緒に笑っていただいた。
今日通夜でだぶん奥さんが生前から言っていたとおり他の兄弟は呼ばれなかったであろうが、両親は今その遠くの地に新幹線で向かっている。
私は昔からすべての親戚と縁をきりたいと思っていたため正直あった記憶もない。顔もわからない。
だけどどうしても書いて記録したかった。
ありがとう。母の最後まで家族でいてくれて。ありがとう、遠くて時々しかいけないのに精一杯喜んでくれて。ありがとう。病気とたくさん闘って活きてくれて。ありがとう、奥様。母を約束どおり通夜と葬式に呼んでくれて。
そしてどうぞ安らかに安らかにお眠りください。