日本に三箇所しか現存していない、雲取山の『原三角点』

日本に三箇所しか現存していない、雲取山の『原三角点』

今年 2017年 と 2017m の標高が同じ雲取山 山頂標識

日本に現存する『原三角点』は三箇所しかありません。

写真に見えている東面には「明治十五年十二月 内務省地理局 」と書いてあります。

南面には「原三角測點」と書かれています。

台座は山の岩を削って平らにして設置してあります。

(測量は明治15年ですが、埋設年は明治16年です。)

奥に見えているのが「補助点」です。

左は「説明板」

一等三角点

建設省国土地理院の説明板

雲取山 「原三角測點」

全国に設置されている三角点は、わが国の測量の基準

として利用されるばかりでなく、地殻変動を知る手がか

理としても需要な役割を果たしています。

わが国における本格的な三角測量は、明治初期に当

期の内務省地理局によって始められました。

この雲取山にある「原三角測點」は、現在の形の一等

三角点が設置される前、明治16年(1883年)に埋設され

た測量標識で、測量の歴史上貴重なものです。

 平成10年6月

        建設省国土地理院

映画「劔岳 点の記」を観て測量の大変さを初めて知りましたが、ここ雲取山にも測量の歴史があったのですね。